特別企画 富士宮市の職員で移住者の方に伺いました。

特別企画 富士宮市の職員で移住してきた方たちにインタビュー

富士宮市に移住して市の職員になった方たちに富士宮市の魅力や移住に際してのあれこれを伺いました。
移住を検討されている方や、富士宮市の職員に応募してみたいと考えている方は是非参考にしてみてください。

富士宮市に移住して市の職員になった方たち

参加者

安中さん(写真:左) 保健福祉部 福祉企画課 主事(事務職) 1児の父 群馬県から移住

宮島さん(写真:中) 企画部 富士山世界遺産課 技師(専門職) 1児の母 山梨県から移住

鈴木さん(写真:右) 保健福祉部 健康増進課 保健師(専門職) 3児の母 島根県から移住

まずはそれぞれのお仕事の内容ややりがいなどを教えて下さい。

インタビュー風景

安中さん
保健福祉部 福祉企画課 主事(事務職)
1児の父 群馬県から移住

安中さん:現在は福祉企画課で、新型コロナウイルス感染症対策や、地域福祉にかかわることを担当しています。例えば、新型コロナウイルス感染症対策のためのPCR検査場の開設・整備や、ワクチン接種のための対応などを主に行っています。自分の課に限りませんが、頑張った分だけ住んでいる町がよくなっていることを実感できるところはとてもやりがいを感じます。
前の職場は環境企画課で、主に太陽光の設置に際しての補助金等対応していました。富士宮市は小水力発電に力を入れていて、全国でも有数の発電量なのですが、そういった業務にも携わっていました。

インタビュー風景

宮島さん
企画部 富士山世界遺産課 技師(専門職)
1児の母 山梨県から移住

宮島さん:私は土木技師として採用されました。今は富士山世界遺産課で世界遺産の構成資産整備を行っています。具体的には、構成資産である神社の階段の修繕や、手すりの設置、駐車場の整備などを行っています。観光地としても有名な「白糸の滝」の売店集約化や、滝にかかる滝見橋の架け替えも私達の課で行いました。土木技師は他に道路課や河川課などの土木的な仕事がある課に配属されます。

市役所では資格所持が必須ではありませんが、実際に業務に携わりながら実務経験を積み、資格を取得することも可能です。また、土木技師を志望する女性は職場環境なども気になると思いますが、市役所では男女関係なく誰でも活躍しやすい環境が整っていると感じています。
今の職場は観光客の方が利用することが多く、重要な文化財を扱う大変さなど、一筋縄ではいかない難しさもありますが、多くの方の目にもふれやすく、「綺麗になった」「使いやすくなった」といったご意見をいただいた時などはとてもやりがいを感じます。

インタビュー風景

鈴木さん
保健福祉部 健康増進課 保健師(専門職)
3児の母 島根県から移住

鈴木さん:私は健康増進課で保健師活動を行っています。今は予防接種がメインの業務になります。
保健師という仕事は、地域住民の方の健康意識の改善・向上を目的として訪問したり、直にお話を伺って支援していくなど、多く市民の方と密接に関わっていくことが多い仕事です。
私が心掛けているのは、例えば育児に悩みを持つお母さんの相談を受けても、一概に保健指導やアドバイスをするだけではなく、一緒に考えていくことでお母さんの悩みを解消できるように意識して仕事に向き合っています。私も同じ母親として共感できることも多いので、相談してくれたお母さんが笑顔になっていくのを見るのはとてもやりがいを感じます。

宮島さん:私も育休中は子育て支援センターに行って保健師さんに栄養相談をしていたので、とても助かった経験があります。

職員への応募と移住の経緯を教えて下さい。

安中さん:私が移住を意識したタイミングは子どもが生まれた時です。妻と話して子育てに適した場所を探して行きついたのが富士宮市でした。田舎暮らしにあこがれていましたし、富士宮市の景色や雰囲気が気に入って、市役所に相談しました。その際、やはり住居にも不安があったので、不動産会社にも色々聞いて回りました。
また、当時は民間企業でインフラ系の仕事をしていたので、広く人を支えられる仕事ということで市の職員に応募しました。

宮島さん:私は結婚を機に夫の実家である富士宮に移住して来ました。仕事については結婚する前も公務員で、働きやすい職場だという印象も強かったので、将来的な出産や子育てのことも考えて、結婚後も公務員を選びました。
以前は県庁で市をまたいでの異動もあったのですが、市役所は基本的には庁舎内または市内の出先機関が異動先です。また子育て中の女性も多い印象です。

鈴木さん:私はもともと、規模の大きな自治体で保健師をしていたのですが、全体を見ることができないことや、保健センターの数も多くそれぞれで考え方が異なったりして自分が思うような活動ができなかったため、もっと規模の小さくて全体的に保健師活動ができることや、保健センターも一つなので、考え方の共有もしやすいと感じて富士宮市の職員に応募しました。
実際に意見も通りやすいですし、事業に直にかかわれるという印象があります。

インタビュー風景

宮島さん:コンパクトだな、とは感じます。以前の職場では部署間の調整も難しかったのですが、市役所ではスピード感があると感じます。情報が共有しやすいですし、一般の方からの問い合わせにも対応しやすいですね。

移住してよかったことや驚いたこと、また不安だったことはありますか?

インタビュー風景

安中さん:移住して驚いたことは、「市街化調整区域」の存在でした。使っていなさそうな土地が多いのに、家が建てられないことにびっくりしました。
後は、交通マナーの良さにも驚きました。横断歩道でちゃんと車が止まってくれるんです。自分の地元ではなかなか見られないことなので感動しました。
それと、海が近いので海の幸も豊富ですし、山の幸もあってご飯が美味しいところも気に入っています。

鈴木さん:私は大学卒業・結婚と同時にこちらに移住してきたので、最初は土地勘がないことが不安でした。どこに何があるかもわからないし、仕事での訪問先や病院の場所もわからないことがとても不安でした。
買い物はもちろん公園やレジャーなど富士宮市は色々コンパクトにまとまっていて、街中には買い物ができる施設もあるし、少し離れると自然豊かな公園や施設もあり、生活しやすいところだと思います。

安中さん:生活圏を市や自治体単位で考えることはあまりないかもしれないですね。こういったことも移住して分かったことかもしれません。
それと、富士宮市には台風が直撃しないことに驚きました。雷も関東に比べて少ない気がしますし、基本的に温暖な気候ですよね。

宮島さん:冬でも公園で遊べますもんね。山梨では朝晩で気温の差が激しかったりするので、それに比べると富士宮市は穏やかですね。
あと、母親目線だと、公園のトイレが綺麗なことがうれしいです。子どもと一日中公園にいたりするので。市長が力を入れていたところでもあるのですが、子どもが生まれてからはすごくその恩恵にあずかっているなと感じます。

鈴木さん:私は出身が島根県なので、冬は雪が多く降ったり、快晴があまりなかったりするのですが、富士宮市は洗濯物や布団を干すのも比較的よくできるなと感じます。また、気候が穏やかだと、気持ちも前向きになりますよね。
また、富士宮の方の人柄はとても柔らかくて優しいと思います。ご意見をいただいても、最後はねぎらいの言葉や感謝の言葉をいただくことが多いなと感じます。

移住に際してご家族やご友人からは何かありましたか?

インタビュー風景

安中さん:私の場合は家族で相談して移住先を決めたので、それほどハードルは高くなかったと思います。

宮島さん:私は隣の県ですし、仕事の内容も同じような公務員だったこともあり、それほど心配はされなかったです。帰ろうと思えば日帰りでも帰れるので。

鈴木さん:夫の実家という事もあったし、また、私自身が家を継がなければならない立場でもなく島根からも出てみたいなと考えていたところもあったので。家族には移住直前に伝えたので驚かれましたけど(笑)
その時に改めて思ったのは家族や友人の支援が得られないという事はすごく不安だな、という事でした。そういう時は夫の家族に相談したり、職場の同僚に相談したりしました。

安中さん:周りの方が色々調べてくれて教えてくれたりしますしね。生活に必要な情報もそうですけど、休日の遊び場所なんかも教えていただきました。

宮島さん:確かに土地勘がないうちは、周りの方や職場の方がいろいろ教えてくれるのでとても助かりました。

富士宮市へ移住を考えている方や、職員を目指す方に
富士宮市のPR、おすすめポイントを教えて下さい。

インタビュー風景

鈴木さん:仕事としては、地域密着で活動できるところは保健師としてとても大きいと思います。富士宮市では、住民の方一人ひとりの健康に対する協力的な姿勢を感じるので、保健師冥利に尽きる活動ができると思います。
生活の面でも困ることや不便なことはほとんどないですし、都心にも近いし住みやすさと働きやすさの両方を感じています。

宮島さん:富士宮市には世界遺産もあり、そういったものに関わった仕事ができるのは、富士宮市ならではだと思います。他ではない街づくりに関われると思います。
生活面では、海の幸、山の幸が豊富で、地元の野菜や新鮮な海鮮物、牧場もあるので美味しい牛乳などを子どもに与えられるのはすごくいいなと感じています。(特に釜揚げシラスが大好きです。)

安中さん:職場の人達がとても穏やかで、わからないことは聞けば教えていただけるので仕事のやり方に悩むことがほとんどないです。その反面自分で考えて仕事を進めることも自由にできるのでやりがいが大きいです。
生活面では、私はアウトドアや釣りが好きなのですが、山梨や伊豆などの山や川にいつでもいけるし、レジャーも充実していると感じています。市内では、白尾山公園、田貫湖やその周りの山も楽しめますし、子どもが喜ぶエリアも多いです。パラグライダーも体験したのですが、とても楽しかったです。釣り好きなら本栖湖も近いし海にもいけるのでおすすめですよ。

宮島さん:家族で行くことが多いのは市内の観光牧場ですね。うさぎや羊など小さい子どもが触れ合うのにちょうどよいサイズの動物がいるし、グランピングやバーベキューができる施設があって楽しいです。最近はお弁当をもって公園に行くことも多いです。

鈴木さん:私も市内の観光牧場はおすすめです。乗り物もあるし、動物の赤ちゃんも季節によってはいるし、アイスも美味しいですよね。
他にも子どもは外で遊ぶのが好きなので、キャンプ場のある富士宮は最適。安心して子どもを外に出せる環境かなと思います。

富士宮市の職員を目指す方へのメッセージ

インタビュー風景

安中さん:市役所の職員採用では民間企業によくあるOB訪問などはありませんが、市役所では、いつでも富士宮市のことを教えてくれますし、移住されるのであれば仕事や住居等いつでも相談にのることができます。私も最初は市役所の方に色々伺いました。

宮島さん:今はコロナ禍で就職活動も大変だと思いますが、気軽に相談していただいて構いません。

鈴木さん:富士宮市は人も気候もあったかいので、ちょっとでも興味があればまずは来て、見てほしいです。結構一歩踏み出せば何とかなったりします(笑)

富士宮市役所への採用情報はこちら

http://www.city.fujinomiya.lg.jp/municipal_government/llti2b000000dhvi.html

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