富士宮には、富士山信仰の広まりとともに全国に祀られた1300余の浅間神社の総本宮である、富士山本宮浅間大社が置かれ、社殿・境内の整然とした佇まいに、その歴史や伝統を感じることができます。
その御祭神は木花之佐久夜毘売命(このはなさくやひめのみこと)という女性の神様。家庭円満・安産・子安・水徳の神とされ、最近は美守りにも効能があるとされ、女性の参拝客も多く訪れています。ご神木である境内500本の桜が咲き誇る春の風景は、社殿の朱とのコントラストに誰もが足を止めるほど。
この浅間大社の祭事を含め、富士宮では季節を問わず各地で祭りが催されています。中でも、5月の流鏑馬、夏の富士山御神火まつりのお神輿の神田川昇り、秋の富士宮まつりでの山車や屋台によるお囃子の競り合いはどれも必見です。