猪之頭地区活性化推進委員会
猪之頭地区活性化推進委員会は、地元住民の有志によって運営しています。猪之頭は朝霧高原の西側に広がり、現在350世帯900人ほどが暮らす地区です。委員会では、移住希望者に空き家を紹介したり、移住者と地元民の交流イベントを企画したりしています。
メディア掲載記事はこちら猪之頭区ってどんなところ?
源流のある町
静岡県内屈指の清流である芝川は、猪之頭公園内にある富士養鱒場の奥にその水源があります。ここから湧き出た水は猪之頭地区をくだって白糸の滝の一部を成し、やがて富士川と合流します。水は素晴らしく透明で川は澄んでおり、夏には蛍が飛び交うのが見られます。川は子どもたちの遊び場になるだけでなく、豊かな生態系の源でもあります。
ミツバツツジの里
静岡県の天然記念物に指定されているミツバツツジは、樹齢約600年と推定される大樹です。毎年、見頃を迎える4月半ばから5月にかけては、市内外からたくさんの花見客が訪れます。地元ではミツバツツジの植樹活動が盛んです。NPO団体と猪之頭区民、地元の小中学生が一緒に励んだ活動が実を結び、少しずつ区内のミツバツツジが増えています。
地産地消のわいわい市
猪之頭では、美しい水を利用してのワサビ栽培や稲作が盛んです。これら地元で採れた農産物は、毎週木曜日と日曜日に区民館前で催される「わいわい市」で販売され、区民の交流の場になっています。このわいわい市では、出どころの知れた新鮮な野菜や米などが安く手に入り、地元民の食卓を彩ります。
猪之頭地区の子育て
無料で参加できる英会話教室
井之頭小学校の生徒は2年生から、無料の英会話教室に参加することができます。地域に住むブラジル人の先生が、週に一度、放課後に教えてくれます。参加は自由ですが、2年生から6年生までの生徒が10人ほど集まって一緒に勉強しています。
中学校の部活にゴルフ部
井之頭中学校には、中学校では珍しいゴルフ部があります。区内にある「朝霧ジャンボリーゴルフクラブ」の全面的な協力のもと、部員はプロからレッスンを受けることができ、大変恵まれた環境です。若きゴルファーたちが育っています。
一貫した教育方針
猪之頭地区には保育園・小学校・中学校がそれぞれひとつずつあり、一貫した方針で教育に当たっています。8月に行われる陣馬の滝祭りでは、保育園児から中学生までが全員総出で演舞や太鼓を披露し、年齢を超えた連携を深めています。
頼れる猪之頭地区のお医者様
地区にある朝霧診療所は内科・小児科・皮膚科が専門です。院長の山本先生は東洋医学や予防医学も修められ、その治療方針に共感して遠方から通う患者さんも途絶えません。在宅医療や往診にも対応してくれ、「先生がいるから安心だ」と頼られる地域の宝です。
猪之頭地区の先輩移住者
大塚さん
- ■移住先:富士宮市猪之頭地区
- ■平成30年2月に神奈川県相模原市より移住
- ■家族構成:夫婦、子ども1人
元々、都内でITや広告系の仕事をしており、朝から夜遅くまで仕事に追われる生活をしていました。
夫婦2人ともパラグライダーのパイロットでもあり、忙しい平日のリフレッシュに、週末は朝霧高原によく訪れていました。
10年ほど前からでしょうか。そんな生活から、自然の中での暮らしや起業することをなんとなく考え始めました。そして、子どもが生まれたことをきっかけに、都会の喧騒の中で働くスタイルに見切りをつけて、移住と起業のことを具体的に考え始めました。東京都有楽町で開催された移住フェアにも参加し、先輩移住者の方の意見も参考にさせていただきました。
フライトでよく訪れていた朝霧高原の近くにある猪之頭地区のことは以前から知っていましたので、住居は猪之頭地区限定で探すことに。市の職員の方にも相談に乗っていただき、移住を決めてからおよそ1年間で新生活をスタートさせることができました。 私が移住してくることも猪之頭地区活性化推進委員会が事前に回覧板を回してくださり、初めて会う方にもすでに顔見知りのような気軽さで接してもらえました。
色々な方々の支援のおかげで、住居にはそれほど悩まされることもなく、その間起業のためのリサーチや、ビジネスプランを綿密に練ることができました。 最初は趣味だったピザ作り。数か月にわたる認定店での修行を経て、素材や焼き方にこだわったキッチントレーラーによるピッツァ店を開店し、猪之頭地区のみならず色々な場所で販売しています。
夫婦2人とも大好きな自然の中での生活や子育て、趣味に仕事と充実した日々を過ごせています。
困っていることがあるとすれば、インターネットですね。光回線が敷設されていないので、通信速度や品質、月額利用料などが都会に比べるとどうしてもコストが嵩み、日々この悩みと格闘しています(笑)
朝霧高原 あおぞらピッツァ
薪窯を積んだキッチントレーラーで本格的ナポリピッツァを提供。
富士山のふもと朝霧高原からお届けします!
古屋さん
- ■移住先:富士宮市猪之頭
- ■平成29年5月に徳島県神山町より移住
- ■家族構成:夫婦、子ども2人
富士宮市に移住する前は、徳島県神山町に住んでいました。約6000人ほどが暮らしている町で、大型スーパーがある隣町まで車で30分~40分ほどかかるようなところでした。
出身は妻が佐賀県、私が群馬県ですが、大学進学や就職を機に上京して以来ずっと東京暮らしでしたから、東日本大震災と出産をきっかけに2014年から「地域おこし協力隊」として神山町に移住したのは大きな転機になりました。協力隊の在任期間は2年でしたが、多くの先輩移住者たちがパンを天然酵母から仕込むような「暮らしの姿勢」に感化されて、退任後も神山での暮らしが続きました。
「そろそろ終の棲家を決めよう」と思って良い場所を探していたところへ知人が住んでいたこともあって、富士宮市が候補に挙がりました。紹介していただいた物件が自分たちの理想に近かったのと、市役所の方を通じて、猪之頭地区活性化推進委員会の方たちが何から何まで世話をしてくださったこともあって、トントン拍子に話しが決まりました。
これまで神山町で暮らしてきたので「はじめての田舎暮らし」という感じはありません。むしろ、「ずいぶん都会だ」という感想です。猪之頭は富士宮市でも最北の地域ですが、国道がまっすぐ南北を走っているため車で20分ほどで町の中心部に到着します。ホームセンターやスーパーが何軒もあり、必要なものはほぼ手に入ります。現在、お借りした築50~60年の家の改修を始めましたが、工具や材料などは地元のホームセンターやインターネットで入手しました。
欲をいえば、「同じ地区内に小さな商店があればよかったな」と思いますが、妻も子どもたちも現在の環境が気に入ったようですし、保育園にも喜んで通っていきますので安心しています。まだここへ来て数カ月ですが、富士宮での暮らしが楽しみです。
実録!古屋さんちの築50年の空き家住めるようにしちゃいました!!
古屋さんちの築50年の空き家改修を密着取材させて頂きました。
改修の様子は上記リンク先より御覧ください。
田村さん
- ■移住先:富士宮市猪之頭
- ■平成28年7月に千葉県八千代市より移住
- ■家族構成:夫婦、子ども1人
以前は都心でサラリーマンをしていましたが、農家を志して移住を考えるようになりました。
情報収集のために東京都有楽町のふるさと回帰支援センターへ行ったら、たまたま担当して下さった富士宮市の担当者がとても感じの良い方だったので、いろいろお話を伺っている中で富士宮市への移住の気持ちが固まりました。
自分が越してきた富士宮市の猪之頭地域には「猪之頭地区活性化推進委員会」というのがあって、市役所と委員会が協力して家や畑を探してくれました。家も畑も「見つかったよ」と連絡を頂いてから見学に来たくらいで、とくに苦労はありませんでした。
もっと限界集落のようなところを想像していたのですが、家々も隣接しており、イメージよりもずいぶん“都会”でした。まだ越してきたばかりですが、近所の方たちが毎日のように顔を出してくださったり、野菜をくださったりして楽しいです。先日は隣の畑の方が「一緒にどうだい」と昼食に誘ってくださり、畑の中でカレーをいただいたりもしました。
長渕剛の「人生はラララ」という歌の中に「人生は一度っきりだから生まれかわるなら生きてるうちに」という大好きな歌詞があります。移住を考えている方には、アドバイスの代わりにこの言葉を贈りたいです。
猪之頭区への移住・定住に関心のある方、お気軽にお問い合わせください。
富士宮市役所では、移住に関するお問合せを伺っています。
猪之頭地区にご興味を持たれた方は、下記へご連絡下さい。
富士宮市役所 企画部 企画戦略課 地域政策推進室
- ◆ 電話によるお問い合わせ 0544-22-1215
- ◆ E-mailによるお問い合わせ kikaku@city.fujinomiya.lg.jp